スクイル7
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除菌剤次亜塩素酸を主成分とする除菌液で、いくつかの製造方法があります。p.208掲載ジアミーストックp.210掲載ジアクイックp.212掲載クロッツ空間除菌p.207掲載メディクロールp.216掲載ノロスターアルコール除菌剤次亜塩素酸次亜塩素酸水次亜塩素酸次亜塩素酸水ナトリウムナトリウム二酸化塩素二酸化塩素アルコール電解法混合法粉末粉末混合法※2020年に(独)製品評価技術基盤機構(NITE)及び経済産業省において行われた、新型コロナウイルス除去の物品に対する有効性の検証で、いずれの製法でも一定の条件下での有効性が確認されています。食塩水や塩酸を電気分解して生成したもの。食品添加物に指定されており、食品の加工時や洗浄などにも使用できます。次亜塩素酸ナトリウムに酸などを混合する製法。スプレー等に入って販売されているため、すぐに使用したい際に便利です。ジクロロイソシアヌル酸などの粉末を水に溶かすことで作るもの。使用の前に作る必要がありますが、粉末の状態では比較的長期間保管できるメリットがあります。塩素系の殺菌剤で、漂白などの他、ノロウイルスをはじめとするウイルス対策にも使用されます。用途に応じて特定の濃度に希釈して使用することで比較的安価に扱えますが、皮膚への刺激が強く、酸性のものと混ぜると有毒ガスが発生する危険性もあります。※「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム」は異なる物質です。 単純に次亜塩素酸ナトリウムを希釈しても次亜塩素酸水にはなりません。その酸化作用により、漂白や除菌の目的で使用されています。標的とするウイルス・細菌のタンパク質の構造を変化させることで、機能を低下させるはたらきがあります。常温では気体として存在するため、空間への除菌作用も期待できます。除菌・抗菌作用があり揮発性が高いため、日常的な物の清拭などに活躍します。食品に分類されるため、食べ物などにかかっても問題ありません。一般的にノロウイルスなどのノンエンベロープウイルスには効果が無いといわれていますが、添加物によりpHを調整することで一定の効果を得られる製品もあります。石けん手洗い用品手指消毒保護具うがい環境管理除菌・消毒特徴を理解して上手に使い分け!次亜塩素酸水次亜塩素酸ナトリウム二酸化塩素アルコール206

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