スクラボ5特別支援
48/436

上記は、姉崎弘監修(2019)『スヌーズレンの理論と実践方法―スヌーズレン実践入門―』の書籍にすべて記載されていますのでご参照ください。参考文献◦姉崎 弘監修・高橋 眞琴・井上 和久・桃井 克将編著(2019) 『スヌーズレンの理論と実践方法―スヌーズレン実践入門―』  (大学教育出版)◦ヤン・フルセッヘ/アド・フェアフール共著、姉崎 弘監訳(2015) 『重度知的障がい者のここちよい時間と空間を創る  スヌーズレンの世界』(福村出版)◦クリスタ・マーテンス著、姉崎 弘監訳・  マティーアス・アンデルス訳(2015) 『スヌーズレンの基礎理論と実際―心を癒す多重感覚環境の世界―』 (学術研究出版/ブックウェイ)A1 一般的に利用目的が「活性化」ならば「午前の早い時間帯」に実施し、また「リラックス」ならば、「午後や帰り前の時間帯」に設定するのが望ましいです。しかし緊張の強い子どもの場合には、朝の早い時間帯から行うのが効果的な場合もあります。また校内にルームが一つしかない場合がほとんどだと思われますが、その場合、各クラスの使用する曜日・時間帯があらかじめ決められているため、必ずしも子どもたちのニーズに応じていない場合があります。その場合、全校体制で協議してできるだけ子どもたち一人ひとりのニーズに応じたものになるように努める必要があります。A3 教室環境は騒々しくならない方が刺激や環境に集中できるため、個別もしくは少人数のグループ(3~4名程度)で実施するのが望ましいです。活動方法として、まずグループの子どもたち一人ひとりの感覚ニーズ(好きな感覚や器材・用具)を探し、それをグループで取り組むようにします。また1回の授業の中で、グループで活動する場面の他に、個別に活動する場面を用意したり、活動場所を全員でローテーションさせることで、子どもが自分の好きな器材・用具で活動できる機会を設けるようにします。46望ましい人数と活動方法はありますか?Q1いつスヌーズレンを使いますか?A2 スヌーズレン教育は子どもたちが刺激に集中できるよう教室環境を統制した、できるだけ静かな環境の中で行う必要がありますので、教室内外の物音には可能な限り留意する必要があります。使用する部屋や器材・用具に関しては、まず角や段差のない、人が安心できる安全な物を用います。また火気の危険性や毒性のない、人に無害な品質の良い素材を選びます。中には感覚過敏な子どももいるため、触った肌触りや匂い、色にも細心の注意を払う必要があります。Q3A4・スヌーズレンの歴史・理念・思想・スヌーズレンの脳科学と評価・スヌーズレンルーム、器材・用具とその使用法・スヌーズレン教育の実践の仕方や基本・スヌーズレン教育の実践事例の知識教室環境を設定する際の注意点はありますか?より深く専門的に学ぶと良い知識はありますか?Q2Q4スヌーズレン教育における実践Q&A

元のページ  ../index.html#48

このブックを見る