スクラボ5特別支援
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スヌーズレンマルチセンソリールーム(英国)●スヌーズレンは40年ほど前にオランダの知的障がい者施設ハルテンベルグセンターから始まった「やすらぎ」をもたらす活動であり、今日では、リラクゼーション(レジャー)、セラピー、教育(療育)の3つの概念を統合したものとして、世界中で活用されています。また英語圏で同時期に取り組まれたMSE(MultiSensoryEnvironment:多重感覚環境)と同義です。●子ども(利用者)と器材・用具(ルーム)と教師(介助者)の3者間の●見る(視覚)、聞く(聴覚)、嗅ぐ(嗅覚)、味わう(味覚)、触る(触覚)、筋肉や関節を動かす(固有覚)、バランスを保つ(前庭覚)などの感覚に刺激を与える、いわゆる多重感覚環境を創出して、子どもたちや教師がともに心地よくリラックスできる環境を設定します。スヌーズレンスペース(日本)共感的な関わり(三項関係)を重視して取り組みます。特別支援学校に在籍する重度、最重度の子どもから、通常学級に在籍する発達障がいや心理的に不安定な子どもまで、すべての子どもたちに効果が期待できます。落ち着きのない子コミュニケーションの苦手な子感情のコントロールが難しい子強度行動障がいの子情緒不安定な子そもそも(療育)教育セラピーリラクゼーション(レジャー)41スヌーズレンって?スヌーズレン教育が効果的な子って?

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