スクラボ5特別支援
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2スヌーズレン教育/多重感覚環境教育に●感情の自己コントロール(パニック、こだわり、多動などの軽減)●自信を深め、自尊感情を高める●身体各部の状態や病気に伴う不安感やストレスの軽減●生活環境の調整方法の習得●姿勢や筋力の維持●拘縮・変形の予防●スイッチやキーボードの入力操作の向上●保有する感覚(視覚・聴覚・触覚など)の活用●感覚過敏への対応●周囲の状況への注意力・注視力・追視力の向上SnoezelenMSE:MultiSensoryEnvironment 「スヌーズレン教育とは、教室内を暗幕などでうす暗くし、対象児の好む光や音(音楽)、香りなどの感覚刺激を用いた多重感覚環境を教室内に設定して、その中で感覚刺激を媒介として教師と対象児および対象児同士が相互に共感し合い、心地よさや幸福感をもたらすことで、対象児のもつ教育的ニーズ(発達課題)のある感覚面や情緒面、運動面、コミュニケーション面などにおける心身の発達を促し支援する教育活動である。」姉崎 弘(2013)わが国における『スヌーズレン教育の導入の意義と展開』 特殊教育学研究, 51, 369-379.より引用監修&写真提供:姉崎 弘 常葉大学教育学部初等教育課程特別支援教育担当 教授/ISNA日本スヌーズレン総合研究所 所長スヌーズレン教育の定義特 集人間関係の形成●身近な人とのやりとりの拡大●相手の気持ちの読み取り●自己肯定感の向上コミュニケーション●身振りサイン(表情・視線・しぐさ・泣く)の表出●言語の理解と表出40健康の保持環境の把握スヌーズレン教育でねらえる自立活動の内容心理的な安定身体の動きよる空間作りのすすめ~特別支援学校・特別支援学級・通級指導教室(通級による指導)での活用を~

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