スクラボ5特別支援
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●姿勢の保持をしやすくするP241掲載P217掲載 注意集中が維持しやすい環境になるように場を調整したり個に応じた教材教具を準備したりすることも必要です。また、「注意を向けられない」のか「きちんと指示が理解できていないのか」などその子のどこにニーズがあるのかを考えながらアプローチすることが大切です。●「残り〇分」を視覚的に伝える・確認できる 正しい姿勢を具体的に伝えるとともに、場合によっては様々な手立ての活用もニーズに応じた配慮につながります。●着座を維持しやすくする●本人なりの着座を保障するP234掲載P217掲載 個別の課題学習等の場面では、課題に集中して取り組むことができるように環境の調整が必要になることもあります。その場合には、手軽に対応できるような仕切りやパーティションを活用することが考えられます。 「きちんと座りましょう」という言葉かけだけでなく、教具(手立て)に配慮することで、その子が自ら望ましい姿勢を保持し、学習に臨むことができるようになります。 「あと20分だよ」と言われても、時間の経過をイメージで捉えることは難しい場合があります。その際、タイムタイマーの活用をすることで、残時間を視覚的に確認でき、学習への注意集中に配慮することにつながります。 じっとしていることが難しい子どもの場合など、授業や活動の目標をどこに置くのかが大切です。例えば「集団活動に参加できる」のであれば、周囲と同じようにじっと座り続けなくでも良いかもしれません。教具の工夫を通して、その子に応じた参加の在り方を教員間で共有することも個に応じた支援につながると考えます。困っていること確認シート❹注意を向けられない◦ボーッとして集中できない◦注意や関心が転々としてしまう困っていること確認シート❺落ち着いていられない◦身体が勝手に動いてしまう◦集団活動にうまく参加できないラモスクリーン●集中できる環境になるよう場を調整するハートリーフクッション37タイムタイマーマグネット付フラチェアー行動

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