特別支援量と測定12345678小中スモールステップ時計614-555 社会との 関わり方を学ぶ 感覚・認知の 力を育てる 手指の 機能を高める からだの 動きを育てる コミュニケーション力 を育てる サポート用具を 活用する 国語・算数・ 数学 図工・美術 支援教育書籍 4つ目のカードは、分を表す数字を全て減らしたものです。学習者の実態に応じて部分的に「15、30、45」などと数字を書いておくことで、そのメモリを基準に読み解いていくようにすることもできます。一方で時の数字は残すようにしました。 また、学習者の実態に応じて、3つ目と4つ目とカードを交互に使いながら、時計の読み方を段階的に整理していく学習もできます。 時計カードの最終的なゴールは、短針の数字のみが書かれたシンプルな時計から時刻を読んだり実生活で活用出来たりすることです。 最初のステップとして設定した時計は短針と長針に関する情報(数字や色分けされた線など)がとても多い物です。 最初のステップでは、短針・長針とそれぞれの数字の対応関係について、一つずつ情報を整理確認して学習を進めることが大切です。 5つ目のカードは長針の区切り以外の情報を減らしたカードになります。30分以降の長針の微妙な位置を整理しながらこれまでの学習経験をもとに、長針の目盛から数字を読み解いていくようにします。 学習者の実態に応じて、部分的に分を表す数字を書き込んでおくなど事前に段階的に学習ができるように環境を整えることも大切です。 次のステップは短針について書かれていた数字を減らしたカードです。一方で、例えば12時と1時の間を区別しやすいようにした色分けの部分は残したままにしています。 使用する人の実態に合わせて、部分的に数字を書き込みながら、「できた」「わかった」といった達成感を積み重ねることができるようにすることが大切です。 6つ目のカードは、長針の数字について5の倍数のみを記しておき、それ以外は全て減らすようにしました。 ここまで理解できると、時を表す数字のみの時計でも、おおよそ自分で読み取ることができるようになると思います。もし難しい様子であれば、無理をせずその前のステップに戻り、本人が分かった体験を積み重ねることができるようにしながら取り組みます。●スモールステップ時計ワークシートと連動して 使用できます。●マグネット付きですので、 ホワイトボードに貼って使用できます。 3つ目のカードは、分を表す数字を一部減らしたカードです。全て減らすのではなく5の倍数を残しておくことで、近い数字から具体的な〇分を読み解くことができるようにしています。 子どもが分を読み解くことが難しかしそうな時には、残された数字を基準に「ここから数えてみようか。」と言葉かけしながら、見えない目盛を読み解いていくようにします。 時計カードの最終的なゴールです。とてもシンプルな時計で、身の回りにある様々なアナログ時計と同じ要素になります。 6つ目のカードと同様に、もし難しい様子があれば、その前段階のステップに戻るようにし、本人のニーズに応じて学習できるように配慮することが大切です。【セット内容】●時計(大):7種 ●時計(小):7種×6セット●ワークシート:1冊 ●収納ケース:1個【サイズ】時計(大):W150×D1×H150mm、時計(小):W100×D1×H100mm、収納ケース:W383×D250×H220mm【質量】時計(大):22.4g(1個)、時計(小):10.4g(1個)【材質】時計(大、小):紙、プラスチック、収納ケース:PP¥19,800(税抜)5013461234Step.4Step.1Step.5各時計についてStep.2Step.6Step.3Step.7時計カードで段階的に理解しよう
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