LIFEZACK9
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土砂災害に土砂災害に備えよう!備えよう!水害対策9特徴主な前兆現象備蓄食糧避難生活救助誘導対策本部救急用品防犯用品斜面の地表に近い部分が、雨水の浸透や地震等でゆるみ、突然崩れ落ちる現象。急勾配や水の集まりやすい斜面、過去にがけ崩れのあった周囲は要注意。斜面にひび割れができたり、小石がパラパラと落ちてくる普段は出ないところから水が湧き出る、または湧き水が止まる湧き水が異常に濁る雨が降り出したら大雨警報や土砂災害警戒情報に注意大雨警報が発表されたら、危機感を持つこと。その後土砂災害警戒情報が発表され、自分のいる場所の近くに崖や斜面がある場合には、避難勧告が発令していなくとも、状況に応じて避難しましょう。斜面の一部あるいは全部が、ある程度原形を保ったままでゆっくりと斜面下方に移動する現象。土塊の移動量が大きいため被害が大きくなりやすい。地面がひび割れ、陥没ができる建物や電柱、樹木が傾く井戸や沢の水が濁る日本では毎年、梅雨前線や秋雨前線、日本付近に接近・上陸する台風の影響により、洪水、土砂災害、高潮、竜巻などの風水害が数多く発生します。 また、傾斜が急な山が多い日本において、それらの風水害や地震等が引き金となりがけ崩れや土石流、地すべりなどの「土砂災害」が発生しやすい環境にあります。被害を防ぐためには、一人ひとりが土砂災害から身を守れるように備えておくことが重要です。防災・防犯カタログ「ライフザック」土砂災害には3つの種類、「がけ崩れ」「地すべり」「土石流」があります。水を含んだ大量の土砂が、河川、渓流を流れ落ちる現象。渓流の勾配が15度以上の場所で発生しやすい。ダムの決壊が引き金となることも。急に川の水が濁り、流木が混ざり始める山鳴りが聞こえる降雨が続くのに川の水位が下がる考え得る最善の手段をとりましょう。なるべく早めに避難できなくてもあわてない見通しが悪かったり、高齢の方がいてなかなか避難することができないような場合、建物の中で崖や斜面と反対側へ、2階建てであれば2階へ移動。これは垂直避難といい、助かる可能性が上がります。webカタログ ▶www.sanwa303.co.jp/catalog/減災用品土砂災害の前兆現象に注意!土砂災害の前兆現象に注意!地すべり土砂災害から身を守るために自身の状況に応じて、土砂災害から身を守るために生活区域が「土砂災害警戒区域」であるかを確認土砂災害の恐れのある地区は「土砂災害警戒区域」や「土砂災害危険箇所」とされています。まずは、該当する地区なのか調べましょう。もし該当しなくても、付近に崖や小さな沢があれば注意しましょう。236がけ崩れ土 石 流

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