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2 災害科学国際研究所へはこちらから 3つの大震災からの教訓建物の耐震化・家具固定建物の耐震化・家具固定などで倒壊や圧死を防ぐ。などで倒壊や圧死を防ぐ。特に首都直下地震では建特に首都直下地震では建物倒壊による被害が大き物倒壊による被害が大きく、耐震補強の徹底が命く、耐震補強の徹底が命を守ります。を守ります。感震ブレーカーや初期感震ブレーカーや初期消火器具の設置、避難消火器具の設置、避難経路の確保で延焼・焼経路の確保で延焼・焼死を防ぐ。首都直下地死を防ぐ。首都直下地震では死者の約 7 割が震では死者の約 7 割が火災によるとされ、事火災によるとされ、事前の火災対策が不可欠前の火災対策が不可欠です。です。南海トラフ地震では最大南海トラフ地震では最大30メートル級の 津 波 が30メートル級の 津 波 が想定されています。避難想定されています。避難に備えた経路の確認、定に備えた経路の確認、定期的な避難訓練などが必期的な避難訓練などが必須です。須です。※1※1※1 出典 : 内閣府防災情報のページ「特集 首都直下地震の被害想定と対策について」https://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h25/74/special_01.html東北大学 災害科学国際研究所 所長 / 教授・博士(医学)栗山進一誰ひとり取り残されないための “ステージゼロからの防災” を訴える栗山進一教授は、「事前の備えが命を守る鍵です。歴史的な 3つの大震災の教訓を踏まえた備えを行うことで、南海トラフ地震などで想定される死者数を大幅に減らすことができます」と強調。さらに「公助には限界があり、今後はより自治体・企業・NPO など多様なステークホルダーの連携こそが復興の要となるでしょう」と述べています。今こそ火災対策耐震対策津波対策―誰ひとり とり残されないために――誰ひとり とり残されないために―から始める 防 災防 災3つの大震災からの教訓 ― 「命を守る3つの対策」関東大震災、阪神淡路大震災、東日本大震災から得られた主な教訓は、次の 3 点です。「科学的な知見と日常の備えが、命を守る第一歩です。」ス テ ー ジ ゼ ロス テ ー ジ ゼ ロ

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