インクルム02
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紙と鉛筆を使っている子イヤーマフしている子ボールに座っている子座席を前にしている子タブレットを使っている子イヤホンで聞いている子webカタログ ▶ www.sanwa303.co.jp/catalog/ゼロからわかる 合理的配慮特集 2田中 裕一神戸女子大学教育学部教育学科 教授元文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育調査官(発達障害教育専門)この記事をお読みくださっている方々は、「合理的配慮」という言葉をご存じでしょうか。もし、障害のある、もしくはその可能性のある子ども(以下、「障害のある子どもなど」)の教育や支援に関わっている人だとすれば、障害のある当事者を含めた他者に「合理的配慮」とは何かを説明することができるでしょうか。特に、学校や教育委員会を含む教育関係者であるとすれば、それができないとなると、障害のある子どもなどに不利益が生じることは間違いがないでしょう。今回は、特性に合わせた学び方の工夫を必要とする障害のある子どもなどが学ぶ教室における「合理的配慮」提供の基本的な考え方をお伝えするとともに、「合理的配慮」提供を支える基礎的環境整備の重要性について解説し、基礎的環境の一例である教材について私の考えを述べます。●はじめに多様な学び方を考えよう44〜自作教材開発からどの学校にもある一般的な教材へ〜〜自作教材開発からどの学校にもある一般的な教材へ〜特集2ゼロからわかる合理的配慮ゼロからわかる合理的配慮合理的配慮提供のための合理的配慮提供のための基礎的環境整備の重要性基礎的環境整備の重要性

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