❶❷webカタログ ▶ www.sanwa303.co.jp/catalog/教材コンテスト特集 1商品化掲載ページ特別賞特別賞審査員コメント審査員コメント例えば「9時45分の35分後は何時何分?」という問題の場合、長針の位置にシートの「0」を合わせる。シートの「35」まで針を動かすことで、答えが10時20分ということが分かる。時計で時刻は読めても、10時の35分後や35分前など、時間を読むのが苦手な子は多く、時間という概念の理解も、文字盤を5,10,15…と読むのも難しいのです。この教材は長針に0を合わせることで、そこから5,10,15…と読む視覚支援ができ、裏返すと「〇分前」用の目盛り表示があり、1枚で〇分後・〇分前の両方に対応。横で説明しなくても自分で分かるようになり、慣れてくるとシートなしでも「終わるまであと〇分」など生活の中で時間を活用できるようになってきます。学校に行き渋る子どもを対象に、心身の調子をチェックして自己決定できるプロセスを1枚にしたシートです。大切なのは学校に行くことではなく、自分で選ぶこと。体調に合わせて無理せず休む選択ができることも重要なスキルです。質問の答えを数値化、イラスト化、リスト化していることで、思いを言葉にすることが苦手な子どもも表現しやすいようにしています。行きたくない理由について事前に考えられる項目もあり、1日の見通しが立つことで安心して自分の意思を選べます。●全国の小学校の算数の時間に、子どもたちが悩んでいる学習内容です。 類似教具はあるのですが、『あと◯分』という表示が明確に分かるものは、あるようでなかったと思います。大変便利ですね。 ぜひこうした工夫によって多くの子どもたちが算数の時間を好きになってほしいなと思います。●『このようなシートがあれば、生徒も自分の思いを伝えやすいだろうな』『安心するだろうな』と思う、すてきな教材です。 『大切なのは学校に行くことではなく、自分で選ぶこと』という先生の文章にも強く共感しました。 細かな部分にも配慮されており、生徒の自己選択・自己決定を大切にする姿勢が伝わりました。●この教材が保護者ではなく先生発信で作ってくださるありがたさを感じました。 毎日学校に行けるのは当たり前のことではないですよね。 〈 TOSS 谷和樹賞 〉 就学前・小学生(知的障害)の部 〈 合同出版賞 〉 中学生の部兵庫県 稻田 拓也 先生奈良県 村井 泰志 先生p.226掲載「あと何分」をわかりやすく表示自分の心身の調子をチェック42時間ばっちりクリアシート学校どうする?シート
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