インクルム01
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活動を整理できます。フォルダ分けなど自分でやらせてみるといいでしょう。簡単な画像の加工ができます。文字を追加したり、書き込みをしたり授業の記録としての写真に注釈を入れられます。紙だと、失敗したらどうしようとか、簡単に消せませんが、何回でもやり直せるので、子どもたちが自信を持って作業することができるでしょう。ある学校では授業の感想や意見を紙に書いて、カメラで先生のPCに送って、一覧表示するという活動をしていました。もちろんタブレットで書いてもいいのでしょう。書くことに苦手さがあればそれもありです。デジタルならデジタルだけ、アナログならアナログだけでやらないといけないと決めつけないことです。ICT機器というとどうしてもパソコンを使う、となってしまいますが、デジタルとアナログのハイブリッドな機器が音声ペンです。これは、専用のシールを紙の教材や教科書、ノートに貼り、専用のペンでシールにタッチすると録音した音声を再生してくれます。文部科学省が紙の教科書を読むことに困難がある児童生徒のために「音声教材」というものを提供していますが、その音声教材を提供している「茨城大学」と「愛媛大学」がこの音声ペンで利用できる音声データを提供しています。主には発達障害があって字を読むことに困難がある子どもが書かれている文章を聞いて理解するために利用します。p.201掲載720-886アクトボイスペン¥9,000(税込¥9,900)GIGAスクール構想により一人一人の端末が整備されました。手にまひの無い子どもであれば自分でもって操作ができますが、少しでも不自由さがあったり、不器用さがあると上手に持てず操作に困難さが出てきます。そこで、タブレットを机や車椅子などに取り付けるホルダーがあります。これを使えば、自分が操作しやすい場所に固定できます。また、それほど操作に苦手さがなくても、さまざまなものを撮影するシーンでカメラの三脚のように固定できれば活動の幅が広がります。コロナ禍でオンライン学習が広がったことからオンラインでの授業などでも教材を提示したり、クラスの他の生徒の様子を見られるようにタブレットを使うことがありますが、手ぶれで見にくくならないよう固定するために準備しておくといいでしょう。p.248掲載742-801タブレットホルダー¥2,900(税込¥3,190)●写真ソフトを活用しよう「カメラ」のソフトと「写真」のソフトを使いこなしましょう。タブレットの写真ソフトはデジカメとは違った魅力があります。行事の記録を撮って、後で振り返りに使えます。ワーキングメモリーの少ない子どもでも視覚的に振り返ることができれば、●音声ペン●タブレットホルダー指導や授業づくりの参考になる!49金森先生解説! ICT関連教材の使用例

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